すっげえ罪悪感。 なのに止まんない。 信じらんない。また太陽も登りきってない時間、いつ誰が入ってくるか判らない部屋で。 それも、今俺の腕の中にいるのは、ゾロなんだけど子供で。 接吻けたら、歯を食いしばった。一旦唇を離して、口開けるよう言うと、素直に従う。 それがまた罪悪感を煽って。 俺、何やってんだろう…; そもそもこのチビゾロ、自分が何されるのか判ってんだろーか。 うーん。自慢じゃないが、俺がこの年くらいの時は、知識はバッチリだった。男所帯のバラティエで、欲求不満の男共が、夜毎炸裂させる猥談も小さいガキの頃から聞いてたし。 しかしこいつはゾロだからなー…。 でも。バンザイさせて、Tシャツを脱がせても抵抗しない。真っ赤になって、羞恥に耐える様子から、全然知識がない訳じゃないと判断する。 うん、剣術バカなのは子供の頃かららしいけど、その辺は一応ちゃんと思春期のオトコノコのよーだ。 あれだな、多分「何となく何されるかは想像つくけど、詳しくは判らない」程度だなきっと。 もうここまで来ちゃったら、罪悪感はあるが、意識は開き直ってるから。 …後で後悔しそうだけど…。 出来るだけ怖がらせないよう、丁寧に触れて、キスして、抱きしめる。 そしたら、しがみ付いてくる。もう既に息が上がらせて。 小さな、頼りない身体に少々不安を覚えながらも、その弾力のある肌に指を這わせていく。唇は鎖骨に落として。 舌を当てながら吸い上げたら、ゾロの身体が跳ね、強張った。 小さくても、感じるポイントは変わってない。 何か、改めて「やっぱゾロだぁ」なんて思う。 指先を、胸の突起に軽く引っ掛けると、小さく声を上げた。ますます身体を強張らせるのを構わずに、片方を指の腹で柔らかく円を描くように触れながら、片方に舌を這わせる。 「……くすぐって…ッ…」 しばらくは耐えていたようだが、それもすぐ限界が来たようで訴える。身を捻って、逃げようとしたのでこっちも素直にそこを弄るのを止めた。 子供の身体は、いつもより更に敏感みたいで、でも感覚を快楽と捉える事は難しいらしい。 見下ろした顔は、ゆでだこみたく赤くて、ちょっと泣きそーで、やっぱり罪悪感を煽った。 苛めてるみたいだし。で、どーしようかまた迷ったけど。 でもゾロの身体はちゃんと反応していて、両足を割って膝を潜り込ませた俺には、その下半身の僅かな変化が判っていたから。止めなかった。 小さな身体が緊張しつつも、されている行為の意味を知って、無意識に微かな期待を見せていて。それ故に素直な反応を返してくる。 背中に腕をまわして、小さな身体を少し浮かせながら、上半身全体に接吻け、吸い上げ、軽く噛んで、高めていく。 ゾロの腰の辺りに力が込められ、その膝が、立てたり閉じたり、忙しなく動き始める。 「……熱……」 熱い身体を訴える。言葉に、表情に、身体の変化に、快楽を捉え出した事を知った。 「ちょっと我慢してろ」 うわー俺って鬼畜……なんて、自分ツッコミ入れながらも、もう手は止めない。 「や…ッ!」 短パンも脱がせて、下半身に直に指を絡ませた。途端に上がった悲鳴。でも構わずに指を柔らかく上下させ、身体を沈めて、ソレを口に含んだ。 子供サイズ(笑)なんで、簡単に全体が口の中に入る。 感じてはいるけど、固くなりきれない子供のソレを、口全体を使って吸い上げた。 「ひっ……」 吸い上げた衝撃で、皮に半分隠れた(うーん、やはし子供)先端の部分が刺激されたらしく、大きく身体が跳ねた。 構わずに、幹の部分に指を絡ませ、皮を押し下げるように動かして。 そのせいで露出した先端に舌を這わせて吸い上げる。 「〜〜〜〜っっ!!!」 跳ねあがった身体がきつく強張り、声にならない悲鳴をあげ、達した。 はー、あんまり精液出てこないもんだなー、イッたの初めてかなーもしかしてなんて考えながら、達したソレを更にしばらく口に含んで、息を整えさせないまま、また反応させる。 そこでやっと口を離して。 「よかった?」 なんて聞いてみる。さすがにこの素直なチビゾロでも、真っ赤になって答えてくれなかったけど。 ちょっと、冒険してみたくなった。 「俺のもしてくれる?」 …今まで相手が怖くて言ったこと無いセリフです、ハイ。 さすがにチビゾロも一瞬目を見開いたが、何と! 無言で態勢を変え、俺を立たせてその足元に座り込んで。 ……………マジ? いや言ったの自分だけど!; まさかここまで素直とは……。 俺の既に反応していたソレを、むんずと掴み(色気ねェ…)、しばらくにらめっこして、意を決したように口に含んだ。そらもう一気に。……やはし色気無えな…; 子供のパーツだし、精一杯含んでも、半分くらいしかその口に収まらなかったけど。 (……すっげ…ゾロが俺に奉仕しちゃってくれてるよ…) 何て、ちょっと感動したりして。 添えられた手は動かされる気配もなく、舌は必死で蠢かせてるけど、全然ポイント外してて、すっげー稚拙な行為だったけど。 でもめちゃめちゃ気持ちイイ。身体がってゆーより心が。 嬉しくて、緑のちょっと固めな髪を何度も撫でて。しばらくその口内を楽しんだ。 けどやっぱ、これじゃイケない。 多分、今のゾロなら、やり方を教えたら、その通りにしてくれそうだけど。 こんなに一生懸命な子に、「もっと指動かせ」だの「唾液もっと絡ませて強く吸え」だの言う奴ァ鬼だろと、さすがに俺でも思う。普段の19歳ゾロには言ってみたいけど(斬られるだろーな…)。 「も、いいよ。お疲れ様」 って、口から抜いてやった。少し咳込んだ身体を抱き締める。 荒い息を吐く口から顎にかけてつたう唾液と、俺の先走りの混じった、滑る液体。 それに壮絶な色気を感じた。 (ヤベ……入れたい、やっぱ…) 俺、やっぱ鬼かもーなんて自覚しつつ心で嘆くが。だから欲求不満なんだって……。 抱き締めながら考える。子供にとって、受け入れるのはどの程度の負担なんだろう。 って、考えても判らねー。ガキの頃に犯されたことなンか無いってのおれ……。 考えても判らないから、唾液に濡らした指を、ゾロの体内にゆっくり指し込んで、探ってみた。 「…い……ッ!」 後ろに指し込まれた指に、驚いたように悲鳴を上げる。何されてるかイマイチ判断できてないみたいで、感覚の逃がし方も判らないらしい。 息を吐いて、力を抜くように言うが、うまく実行できないらしくて、探る指がますます締め付けられる。 締め付ける筋肉自体が、まだ子供の物で柔らかいから、俺のを挿れる事は何とか出来そうだけど。 しかしこんなに緊張する身体じゃ、苦しいだけだろうと躊躇する。 諦めかけたその時、テーブルの上に置いてあったウイスキーボトルが目に入った。 (…そーだ) ボトルを開け、ウイスキーを口に含んだ。そのままゾロに口付け、飲ませてみる。 「ど? うまい?」 「なに、酒…? 喉あつい……」 原液だからなあ。さすがの酒豪なゾロも、まだこの年だと酒には慣れてないようで、飲まされたウイスキーにしかめつらしている。 「19のお前が、だーいすきな酒よ♪ 今日は特別サービス。普段はあまり飲ませてやんねーんだけどな」 好きに飲ませたら、あっとゆーまに無くなっちまうからなー。 そんな事考えながら、再び口に酒を含んで、飲ませる。ちょっと苦しがって抵抗するのを宥めながら。何度も何度も口移しで繰り返した。 後ろに指を指し込んで、体内を探るのを止めないまま。 「は…………ぁっ……」 ボトルをほとんど空けた所で、くたっとゾロの身体から全ての力が抜けた。酒がやっと回ってきたらしい。 子供だというのに、なかなか酒に強い事…ほとんど無くなるとは思わなかった。うーん、さすがゾロ。 体内に差入れた指も、本数を増やしても、酔って余分な力が入らないせいで、大分柔らかく受け入れるようになってきた。 トロンとした目と、蒸気した頬に誘われ、急く心を何とか押さえて、ゆっくりとその身体に挿入してゆく。 意識が飛んでても、さすがに苦しいのか、ゾロの身体が仰け反って、上へと逃げようとする。眉根を寄せ、噛み締めた唇で辛さを訴えるから、浅い侵入のまま、落ちつくまで身体を撫でたり、口付けて愛撫したりして、じっと待つ。いやこれがなかなかにこちらも辛いんだけれど; しばらく、そんな風に宥めてたら、俺が覚えているよりずっと細い腕が、俺の肩に縋りついてきた。 「サンジ……」 あ、だから名前呼ばれると弱いんだって…。 理性の箍が外れて、奥まで一気に突き入れてしまう。それでも、慣れてきた小さな身体が、撓りながらソレを受け入れてくれる。 おれに縋りついた腕が、力を入れすぎているせいか震えていた。 「な……さっきの、もっかい、言って…?」 「ふ………ぁ…?」 揺さぶりながら、その肢体に溺れながら、語りかける。 もしかしたら、ゾロの耳には届いてないかもしれないけど。 「俺の事、好き……?」 「あ…っ」 そんな言葉にすら反応して、内壁がきゅっと締まる。快楽すらその年端もいかない身体には辛いようで、可哀相な位乱れた息の下で、何とか言葉を紡ごうとしているのが判った。 「………き、…って、さっき…も、言っ………」 正気のゾロだったら「お前の耳は飾りかー!」とか怒りそうだなーなんてちょっと思いながらも、その言葉に満足して、俺は自身をゾロの体内から引き抜き、そのまま彼の硬く勃ちあがってる物と重ねて指で強めに摺り合わせた。 「っあ………!!」 「く……」 上り詰めたのは同時だったと思う。 |